1月下旬の大雪では、鳥取島根両県でも道路の除雪がフル稼働で行われました。予想を大きく超える除雪車の出動となり、鳥取県米子市などでは、除雪費が当初の予算をすでに超えてしまったことが分かりました。

1月24日からの強烈寒波では山陰各地で大雪となり、除雪車がフル稼働で対応に当たりました。

島根県 道路維持課 伊原崇グループリーダー

「島根県内の広範囲で雪が多い、このため全県的に除雪車が出動するという状況でございます。それが何日も続いたと…」


島根県での特徴は、東部に限らず、西部の山あいや隠岐地区でも大雪になったことです。

このため1月25日と28日には計276台の除雪車が出動。これは昨年度ピーク時の200台を4割近く上回ります。

県は例年の当初予算とほぼ同じ11億5000万円を除雪用に確保していましたが、今回の大雪で上回りそうだといいます。

島根県 道路維持課 伊原崇グループリーダー

「先週からの大雪分については近日中にかかった費用の取りまとめを行う予定でございますので、当初予算額を超える可能性はあるかなと」

また鳥取県米子市でも、今年度は8000万円の除雪費を見込んでいましたが、今回の大雪で、すでにこれを突破。新たに1億円の予算を急きょ追加したということです。