合理的な理由がない校則、いわゆる「ブラック校則」を見直す動きです。福岡市教育委員会は、今年3月までにすべての中学校の校則をホームページに公開することを決めました。SNSなどで理不尽な校則として象徴的に批判を集める「ツーブロック禁止」など5つの事例は、今年度中に全校で“見直す”ことにしています。一方、校則問題に詳しい弁護士はこうした対応は「本質が見えていない」と指摘します。


◆「前髪は眉上」「段ができないように」

高校生「中学生の時に前髪は眉の上でないとだめと言われました」
高校生「髪が肩についたら結ばないといけない」
高校生「ツーブロックにしていたら、まわりを短くし段ができないようにと」

生徒から次々と飛び出す校則への「不満」。ブラック校則が社会問題化していることも背景に、福岡市が動きました。