2023年2月に予定されている食品の値上げは5400品目以上。2022年10月以来の値上げラッシュはさらに家計を圧迫することになりそうです。
<イル・パパトーレ 行部澤淳一店長>
「こちらが今回、2月の値上げを知らせる見積書ですね。今まで値上げのこの見積書が届く時っていうのは2枚程度だったんですけど、3倍くらい来たのは驚きですね」
静岡県静岡市葵区にあるイタリアンビアレストラン「イル・パパトーレ」。27年前のオープン当初から人気の小海老のトマトクリームスパゲティにも値上げの波が押し寄せます。
<イル・パパトーレ 行部澤淳一店長>
「今入れたトマトソース、オリーブオイル全部、今回の値上げ対象の商品」
2月1日からの値上げでは、材料に掛かる費用が10%以上増す予定だといいます。これまでの値上がりに対しては、人件費を削ったり、セットのメニューを減らしたりして、価格に転嫁しないよう努力してきましたが、今回は限界だといいます。
<イル・パパトーレ 行部澤淳一店長>
「今回はやりつくした後の値上げだったので、もう、やる手がないなという、このままいったら潰れちゃうなっていうのが正直な感想ですね」
2022年10月以来の値上げラッシュとなる2月の値上げ。その数は食品で5463品にも及び、さらに家計を圧迫することになりそうです。
<田子重西中原店 二橋秀剛店長代理>
Q.どのあたりが2月に値上がりするんですか?
「こちらが冷凍食品ですけど、およそ200品目ほど値上がる予定となっております。結構な割合ですね。200品目というのは」
冷凍食品は2~25%の値上がり。さらに生活用品も…。
<田子重西中原店 二橋秀剛店長代理>
「こちらの雑貨コーナーなんですけど、こういう紙おむつとか生理用品とか、ペーパー類とかこちらも値上がりになる。買う時に一瞬お客様がためらうのかなと思います」
田子重によると、ティッシュやトイレットペーパーなどの紙製品は平均で15%ほど値上がりするということです。
度重なる値上げや電気代の高騰。家計の負担は2023年度は2022年度に比べて約5万1000円増えるという試算もあります。
<客>
「もうずーっと値上げで、苦しいですね。お給料が上がらないからね」
こういった状況の中、静岡市内の企業が全社員にインフレ手当を支給しました。UターンやIターンの転職を支援するリンク・アンビションです。
<社員>
Q.今回、インフレ手当があったんですか?
「はい、いただきまして」
Q.ちなみにどのくらい手当てもらっていますか?
「こちらが明細なんですけど、10万円、一律で支給になりました」
リンク・アンビションの社員数は13人。全員に一律10万円が支給されました。
<社員>
Q.入った時いかがでしたか?
「知らなかったので、すごいびっくりしたのと、本当にありがたいなという気持ちで嬉しかったです」
<3人の子どもがいる社員>
「ちょっと外食とかしようと思っても、回転寿司とか行っても、結構値段上がっているなって思ったりするので、ご飯食べに行ったりだとか、ちょっと物買ったりだとかしたいなと思いますね」
リンク・アンビションの原口社長はインフレ手当支給の理由をこう説明します。
<リンク・アンビション 原口翼社長>
「そもそも社員の生活基盤を守るっていうのは会社の責任でもあるので、この状況を乗り越えるべく、一時金でもベースアップでも、とにかくできることをして、社員の給与をあげてあげるっていうのは今後必ず必要になるなとは思っています」
インフレ手当の支給は社員のモチベーションのアップにもつながったといいます。
4月までに値上がりする食品は1万品目を超える見込みで、値上げの動きは収まる気配がありません。日々の生活を守るために、企業や家庭の努力がより一層求められることになりそうです。
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