福島県二本松市の大七酒造では、高野山に奉納する日本酒の仕込みが始まり、神聖な沢水を加える儀式が行われました。

二本松市の大七酒造では、2011年から毎年和歌山県の高野山に記念酒を奉納しています。

31日は、仕込みの最初の段階「注水の儀」が行われ、高野山の飛鷹全隆住職が、高野山を流れる神聖な沢水を酒の仕込み水に加えました。

住職が水を祈祷した後、杜氏が仕込みタンクに注ぎ込みました。

大七酒造・太田英晴代表「しっかりと寒い気候に恵まれていますので、きっとおいしいお酒ができるだろうという風に期待しています」

この日本酒は、これから数年間熟成させ、特別な記念酒として高野山に奉納された後、県内外の専門店などで販売されるということです。