日本の茶文化を世界に発信しようと、静岡県掛川市の日本茶専門店「きみくら」が羽田空港に新たな店舗を31日にオープンさせます。国内での需要が落ち込む一方、世界に向けての輸出量は大幅に増加している「緑茶」。キーワードは「世界に正しく日本茶を伝える」です。

<ショップ店員>
「季節限定のティーソーダ桜です」

日本を代表する花・サクラと煎茶を使った季節限定のドリンクです。淡いピンク色と透明感のあるお茶で美しい日本の四季を表現しています。

こういったフレーバーティーのテイクアウトも楽しめる「日本茶きみくら」。31日に全面開業する羽田空港国際線ターミナルビル直結の商業施設「羽田エアポートガーデン」にオープンします。

浜松・天竜の「やぶきた」。2008年の北海道洞爺湖サミットで振る舞われたお茶の生産者・太田昌孝さんが手掛けるお茶です。

<茶師 高橋嘉伸さん>
「このお茶は濃厚なうま味が特徴。さわやかな香りもある」

店内に並ぶのは静岡県内を中心に全国から仕入れた選りすぐりのお茶。そして、アンティークな茶器まで並び、小さな「日本茶文化の見本市」が開催されているようです。

<日本茶きみくら 羽田エアポートガーデン店 阿部佳乃子副店長>
「海外に行かれる方の手土産にして頂きたいし、海外から来た方のお土産にもしてもらえたら」

創業90年の掛川市・丸山製茶が営むアンテナショップ「日本茶きみくら」は茶専門店やカフェを手掛け、県内外から多くのファンを獲得しています。2022年4月には静岡市にも出店。そして、この度、発信の拠点に選んだのは空の玄関口・羽田空港でした。

<丸山製茶 丸山勝久代表取締役>
「日本を代表するこの空港に店を持つことによって、日本人はもちろん、世界の方に正しく煎茶と抹茶のおいしさを伝えるお店をつくってみようと思ったのが(出店の)きっかけ」」

こちらは「緑茶」の輸出量。落ち込む国内での需要とは反対に海外からの引き合いは増えていて、輸出量は右肩上がりです。

<丸山製茶 丸山勝久代表取締役>
「生産量では静岡県が他県と比べて勝ったとか負けたとか色々と言われるが、そんなことは置いておいて、技術的にどれだけ素晴らしい茶師が静岡にいるかということを知ってもらいたい」

日本茶の生き残りを掛け、世界の市場も見据える「日本茶きみくら」。新たな顔となる羽田空港の旗艦店は31日にオープンします。