プロ野球の春季キャンプがいよいよ2月1日からスタートします。
今年は、侍ジャパンの合宿も控え、宮崎県内の宿泊施設は予約が急増しています。県内のホテルを取材しました。

こちらは宮崎市のビジネスホテル。
去年のこの時期、キャンプシーズンの予約状況は低調でしたが、今年はすでに、週末を中心にほぼ満室状態です。

（宮崎グリーンホテル　大浦淳也支配人）
「連日、非常にたくさんのお問い合わせやご予約をいただいております。コロナ禍の前に戻りつつあるなと実感している」

さらに今年、予約が増えている要因が侍ジャパンの宮崎キャンプです。
こちらは、このホテルの空き室状況。
侍ジャパンとソフトバンクの練習試合の前日はすでに空きがありません。

（宮崎グリーンホテル　大浦淳也支配人）
「ぜひ大谷選手に来県していただいて、さらににぎわいを作り出せたらと思います。我々としては、基本的に通常通りの万全な感染対策を施しながら、おもてなしの心を持って（宿泊客を）お迎えしたいと思います」

侍効果とみられるホテルの予約は県北のホテルにも…

（延岡アーバンホテル　盛本利信フロント係長）
「去年の倍くらいのペースで予約は入ってます。」

延岡市のこちらのホテルでは、年明けから徐々に予約が入り、この1週間でさらに急増しました。

（延岡アーバンホテル　盛本利信フロント係長）
「ふだんは九州のお客様が多いんですが、関東とか関西とかもっと上のところ地方ですか、そういったところからのご予約もたくさん入っておりますので、そういった（侍ジャパンの）キャンプ関係のお客様の予約じゃないかとちょっと想像できます。」

一方、都城市のこちらのホテルでは、今年は受験生の予約が増えています。

ホテルでは、侍ジャパンのキャンプ期間と国立大学の二次試験の時期がかぶっているため、宮崎市内のホテルを予約できなかった受験生が多くいるのではないかと推測しています。

（都城シティホテル　木之下秀文支配人）
「（受験生用に）うちとしてはシングル10室を置いていたんですけど、おかげさまで昨夜（26日）の段階ですべて埋まりました」

また、今年は侍ジャパンに限らず、さまざまなスポーツチームのキャンプに訪れる人が増えると予想しています。

（都城シティホテル　木之下秀文支配人）
「段階的に都城までは（予約が）くるんじゃないですか。（おととし）コロナの年が50%台に落ちまして、去年が58%、今年はおそらく65%くらいは確実に上回ると思います」

いよいよ始まるプロ野球の春季キャンプ。
コロナ禍前に比べ、どれほど、にぎわいが回復するのか期待が高まります。