◆「スポーツは強制されるものではない」
スポーツの指導者は様々な「期待」を背負っている。何を目的に据えるかで子供たちとの向き合い方は決まる。
監督「子供たちが楽しくバレーすることが一番なんで、益子さんが言われているような笑顔でできるような練習を考えていかなければと思いました」

男の子「きょうはめっちゃ楽しいです、最高です」
女の子「いつもは怒ってばかりだけど、ほめてくれたりして、次もまた頑張ろうってやる気がでました」

会場には笑顔でのびのびとプレーする子供たちの姿があった。スポーツ指導における体罰やパワハラを無くすために、益子さんはこの大会が指導方法を見直すきっかけになればと考えている。

益子さん「子供たちがバレーをやめてしまう、例えば部活で自死を選んでしまう子供たちのニュースを見て、スポーツは命を奪うものじゃない、人に強制されてやるものではない。とにかく楽しく、今までできなかった、怒られると思って縮こまってしまっていた子供たちに伸び伸びといろいろなことにチャレンジしてほしいです」
大会では優勝チームの表彰にとどまらず、笑顔でチームに貢献した人にベストスマイル賞がおくられた。