東日本大震災の津波で、児童ら84人が犠牲となった宮城県石巻市の大川小学校では、今年も3月11日に「大川竹あかり」が行われます。それを前に29日、遺族らが竹を切り出しました。
作業は、石巻市の大川小学校から2キロほど南側の竹林で行われ、児童の遺族らおよそ10人が参加しました。

「大川竹あかり」では、84本の竹灯ろうに明かりを灯し、亡くなった児童らを追悼します。29日は、長いもので10メートルを超える竹を60本ほど切り出しました。
一般社団法人 大川竹あかり 佐藤和隆代表理事:「東日本大震災も風化してきたと言われるが、風化してはいけない部分もあるということを思いとして伝えられれば」

大川竹あかりは、去年に続き2回目で今年3月11日に大川小学校で行われます。それまでの毎週日曜日には一般の参加を募ってワークショップを開き、竹筒に穴を空けるなどして準備を進めます。
