今年6月、大阪府富田林市で妻を包丁で刺して殺害したうえ、10歳の息子もマンションの18階から投げ落として殺害したのち、自らも飛び降りて死亡した夫について、警察は今月5日午前、殺人の疑いで書類送検しました。

書類送検されたのは、富田林市の自営業・奥田准司容疑者(当時47)です。

奥田容疑者は今年6月5日の午後3時ごろ、富田林市緑ヶ丘町の自宅で、妻の奥田愛子さん(当時47)の首の前あたりや右の胸部などを包丁で突き刺し、出血性ショックで死亡させたあと、午後5時ごろ、小学5年の長男・奥田一颯くん(当時10)を自宅から約2キロ離れた富田林市美山台のマンションに連れて行き、このマンションの18階から一颯くんを投げ落として殺害した疑いがもたれています。

奥田容疑者は一颯くんを投げ落としたあと、自身も同じ階から飛び降り、搬送先の病院で死亡が確認されました。

警察によりますと、奥田容疑者は愛子さんを殺害したあと、学校に行っていた一颯くんを迎えに行き、マンションに連れて行ったうえで犯行に及んだとみられます。

当時、自宅は施錠されていて、室内に荒らされた痕跡なく、また、マンションでも不審者の目撃情報はなく、防犯カメラには奥田容疑者と一颯くんがエレベーターで上階に上がっていく様子が映っていました。

捜査の結果、第三者の介入の可能性が低いとされたため、警察は奥田容疑者の犯行だと断定しました。

奥田容疑者の動機については、遺書などが残されておらず、解明されていませんが、会社の資金運用がうまくいっていなかった状況が確認されているということです。