飲酒を認める一方で「酔ってはいなかった」

この事故は、ことし6月5日、魚津市の北陸自動車道で、福島県の運送会社の元社員・根本宏一被告(56)が酒を飲んだ状態で大型トラックを運転しました。

そして道路工事で規制中だった車線に突っ込み、作業をしていた土肥純樹さん(36)と富山市の長森清さん(57)の2人をはねて死亡させたものです。

これは、事故当日に純樹さんが着ていた作業着です。

土肥純樹さんの父
「左側からぶつけられたみたいで、左側ばっかりこういう跡。破れたり」「かなりの衝撃だったと思いますね。体中は骨折だらけだし、肋骨の両側も何本も折れたみたいな感じ。これ(服)を返してもらったときはもう血でべっとりで」

右足の靴は激しくこすられたように大きく破れています。

左足の靴は、道路上にはなくいまだ見つかっていません。

土肥純樹さんの妹
「ICUに入って兄の姿を見た時に。現実なんだって。ただ普通に仕事に出かけていて、真面目に働いてとっただけなのに、身勝手な飲酒運転で、殺人、殺されたということを、許せなかったです」

大型トラックを運転していた根本被告は、過失運転致死と酒気帯び運転の罪で起訴されました。

捜査関係者への取材で、トラックの運転席付近からは酒の空き缶4本が押収されたことがわかっています。

根本被告からは、基準値の2倍となる、呼気1リットルあたり0.3ミリグラムを超えるアルコールが検出されていました。

根本被告は飲酒を認める一方、「酔ってはいなかった」と供述しているということです。