9年前、北九州市でアパートに火をつけ、6人を殺害した罪などに問われている男の裁判員裁判が始まり、男は起訴内容を否認しました。

住所不定の無職・井上浩二被告(58)は2017年5月、北九州市小倉北区清水で以前住んでいたアパート「中村荘」に火をつけて住人6人を殺害し、8人を殺害しようとしたとして、放火や殺人などの罪に問われています。

きょう、福岡地裁小倉支部で開かれた初公判で、井上被告は「私は関係ありません」と話し、起訴内容を否認しました。

裁判では火事が放火によるものだったのかなどが主な争点となる見通しで、検察側は冒頭陳述で、井上被告が同じ時期に住んでいた住人に管理会社への不満を漏らし、「火をつけようか」と話していたと主張。

一方、弁護側は「放火以外が原因だった可能性もある」として、無罪を主張しました。