海上自衛隊は、部下の隊員に対し、肩を強く揉んだり背中を叩いたりしたほか、別の隊員の腕を2回殴って身体的な苦痛を与えたとして、今月28日、30代の隊員を停職1か月の懲戒処分としました。

停職処分を受けたのは佐世保を母港とする護衛艦「こんごう」に所属する30代の2等海曹です。

1人の肩を複数回強く揉む 別の隊員の腕を2回殴る

佐世保地方総監部によりますと2等海曹は2022年7月ごろから2024年8月ごろまでの間、当時所属していた部隊の部下隊員の肩を複数回、強く揉んだり、背中を叩いたりしたほか、2024年6月には、別の部下隊員の腕を2回殴ったとされています。

被害隊員が上司に相談 行為を認める

腕を殴られた隊員が上司に相談したことで事案が発覚しました。部隊の聞き取りに対し、2等海曹は「冗談の範疇かつコミュニケーションの一環でやった」と話し、行為を認めたことから、海上自衛隊は今月28日付で停職1か月の懲戒処分としました。

被害を受けた隊員に、けがや精神疾患の発症は確認されていないということです。

「許されないことであり反省」

処分を受け、2等海曹は、「どのような事情があるにせよ、手を出す行為が許されるべきではないと十分認識していました。私がしてしまったことは許されないことであり反省しています。」と話しているということです。

艦長「再発防止に努める」

「こんごう」艦長の野田央典1等海佐は「隊員の規律違反を大変重く受け止めている。同様の事案が生起しないよう今後も乗員に対する服務指導を徹底し、再発防止に努める」とコメントしています。

なお佐世保地方総監部は、2等海曹と被害を受けた2人の隊員の性別は、プライバシー保護の観点から公表しないとしています。