7月の熊本地震の発生からきょうで2か月です。被災地では復旧への歩みが進む中、避難が続き、生活の再建が見通せない人たちがいます。
震度7を観測した熊本県宇城市の避難所に身を寄せる、西村昭美さん(83)。7月の地震発生直後から避難生活を続けています。
2か月間避難所生活 西村昭美さん
「ここでの1日は長い。とにかく長い。なかなか寝つきが悪い。余計な事を考える。金の工面はどうするか、そんなことばかり」
地震発生当日から開設されたこちらの避難所。多い時には370人以上いた避難者も、現在は50人ほどです。地震から2か月が経ち、熊本県全体でも最大1万人近くいた避難者はおよそ1500人と、8割以上減少しています。
ただ、西村さんのように、避難所に身を寄せる多くの人が今後を見通せていません。
2か月間避難所生活 西村昭美さん
「り災証明書には『大規模半壊』と書かれていた。どうなるか大工さんに聞かないと分からない」
一方、避難所をあとにした人たちにとって生活再建の足がかりになっているのが仮設住宅です。宇城市では今月23日から入居が始まりました。
仮設住宅の入居期限は2年。その間に新たな住まいを探さなければなりません。
高齢の両親と入居したこちらの女性は、二人の介護をしながらの生活再建は簡単ではないと話します。
90代の両親と入居
「とても介護費用がかかっている。(自宅再建は)支援でまかなえる金額ではない。(自宅の)解体を決めた。みなし仮設や仮設住宅の2年間はありがたいけど、それから先のことを考えたら自宅をなくすのは大変です」
こうした被災者が抱える悩みや不安を少しでも和らげようと、宇城市では仮設住宅などを訪問する取り組みを始めます。
宇城市支え合いセンター 野田眞さん
「一番大事なのは心のケア。相談を受けて、最終的には生活の再建、自立に向けて背中を押して頑張ってもらう。そのために関係機関と連携を取って支援をしていく」
熊本地震から2か月。目に見える復旧が進む一方で、被災者の不安は残ったままです。歩みに合わせた、一人ひとりに寄り添う支援が今、求められています。
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