リニア中央新幹線のトンネル工事をめぐり、大井川流域の住民らがJR東海を相手取り、工事の差し止めを求めている裁判の第22回口頭弁論が9月25日、静岡地裁で開かれ、5年8か月に及んだ審理が終結しました。

訴えているのは、リニア中央新幹線のトンネル工事に反対する大井川流域の住民らです。

25日の口頭弁論では、大井川流域である吉田町に住む原告女性が法廷に立ち、「最上流部で起きる水循環の破壊は、必ず最下流域の住民の命に直結する。水質悪化は生活の場を奪うだけでなく、先人たちが築き上げてきた地域の主要産業を根底から壊滅させる、極めて凄惨な人権侵害」などと意見陳述しました。

原告弁護団の西ヶ谷知成事務局長は、結審を受け「裁判をやっていてかみ合わない議論をずっと続けてきたというのが正直な感想。それでもJR側の説明のおかしさ、ごまかしを追及できた」と振り返りました。

判決は2027年2月26日に言い渡される予定です。