JR東日本は、去年利用者の少ない在来線の収支を公表し、宮城県内では4つの路線が赤字となっていることを明らかにしました。陸羽東線もその一つで、地元の大崎市や周辺住民らが今後のあり方や地域の将来像について検討を始めています。

100年以上の歴史を持つ「JR陸羽東線」

うっすらと夜が明け始めたJR岩出山駅。通勤・通学のため陸羽東線に乗る人たちが集まってきました。

古川の高校に通う生徒:「毎日、平日はずっと使っている」


「親の送迎も大変だと思うので、電車があるのは大きい」


「部活もあるので、土曜日とかも使うのでなくなったら困る」

朝の時間帯、2両編成の車内には高校生の姿が多く見られます。しかし、通勤・通学の時間帯が終わると乗客の姿はまばらです。

1913年の開通から100年以上の歴史を持つ陸羽東線。美里町の小牛田駅から大崎市を通り山形県の新庄駅を結びます。

地域の暮らしを支えてきた路線が、いま、存続の危機に立たされています。