太宰治に“ドはまり”

本の中での小砂川さんの言葉の選び方や使い方には圧倒されます。
幼いころから言葉に興味があったのでしょうか。

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尋ねてみると、意外な答えが返ってきました。

「いつも本を読んでいるタイプの子ではなくて、本を読むよりは友だちとおしゃべりをする方が好きな子どもでした。ただ、小学校を卒業するあたりから中学時代にかけて太宰治に“ドはまり”して、太宰のまねっこばかりしているような時期がありました。文章を書くといっても学校の作文なのに、『トーンが太宰』というような文章を書いている時期が長かったですね」と自身の子ども時代を、微笑みながら教えてくれました。

作家としての片鱗は中学時代から

今回、中学時代の恩師にも話を聞きました。

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小砂川さんの中学時代に、学年長としてそばで見守ってきた県教育委員会学校教育室の佐々木淳一義務教育課長は、当時の小砂川さんをこう振り返ります。
「学校の普段の生活の中でも、学校行事でも、文才やセンスを感じさせるような、言葉を大事にする小砂川さんでした。日ごろから様々なことをよく見て考えていたし、どのような言葉で表現しようかな、ということを常に考えている生徒さんだなと思っていました」

小砂川さんは中学時代に数多くの作文コンクールで入賞を果たし、弁論大会にも出場しました。
中学時代から作家としての片鱗を見せていたのでしょう。
そして、作家としての原点はまさに岩手にあるのかもしれません。