今回の最強寒波による「つめ跡」も徐々に明らかになっています。鳥取県伯耆町では牛舎が倒壊し、ウシ3頭が下敷きに。このうち2頭が骨折などにより殺処分となりました。
土江諒 記者
「あちらご覧ください。牛舎が雪の重みで完全に倒壊しています」

鳥取県伯耆町では、屋根に大量に積もった雪の重みで手前の牛舎が倒壊。26日、県の職員も駆け付けて、撤去作業が行われていました。
酪農家 杉浦真司さん
「午前5時すぎですかね。電気がつかないので、故障かなと思ったんですが、近くまで来ると牛舎の中に雪があって…」

牛舎は木造で築15年。杉浦さんの牧場では乳牛17頭を飼育していましたが…。
土江諒 記者
「下敷きになっていたウシでしょうか。クレーンによって運ばれています」

この倒壊で、ウシ3頭が下敷きになってしまいました。うち2頭は背骨などが骨折していたため殺処分に。1頭はすり傷などがありましたが無事でした。
獣医
「あと2か月くらいすると出産するウシでして、今のところ問題なく大丈夫そうです」
ただ、飼料や燃料の高騰も続く中、牛舎の倒壊は重くのしかかります。

酪農家 杉浦真司さん
「収入が減りますね。再建できるか分からないですけどね」