今シーズン最強の寒波は、福島県内有数の豪雪地帯・只見町に「雪の壁」をもたらしています。
こうしたなか、町では3年ぶりに復活する雪まつりに向けた準備が着々と進められていました。
伊藤大貴記者「午後3時ごろの只見町です。雪が降り続いていて、このように視界もよくない状況です。」
県内有数の豪雪地帯・只見町。
断続的に降る雪で、建物の屋根や車には多くの雪が積もっています。
26日午後2時現在の積雪は179センチとなり、道路はまさに「雪の壁」に囲まれています。

街では、除雪車で道路の雪をかくなど、除雪作業に追われていました。
雪が降り続くなか、行われていたのが・・・。
伊藤記者「あちらでは現在、来月開かれる雪まつりで披露される雪像作りの作業が行われています」
只見町で3年ぶりに復活する「只見ふるさとの雪まつり」。
例年、2万人を超える人が訪れる県内を代表する催しです。
去年とおととしは、新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされましたが、今年は飲食できる場所を限定するなど、感染対策を講じたうえで通常の規模で行われます。まつりを彩るのはメインの雪像、今年は・・・。
只見ふるさとの雪まつり コーディネーター・小沼信孝さん「只見線全線再開通ということで、雪像のアイデアをいつも公募しているが、子どもたちから多くの意見が出た只見線を作ろうとなった」
雪像のモデルは、去年10月に全線で再開通したJR只見線。
再開通を祝おうと作られる只見線の雪像は2両編成で、幅30メートル高さ13メートルと実物の半分の大きさです。
全線での再開後、多くの人が町に訪れましたが、継続した観光客の呼び込みが課題のひとつとなっていて、雪まつりに多くの人が訪れることが期待されます。
只見ふるさとの雪まつりコーディネーター・小沼信孝さん「来てくれた人にたくさんの雪を見ていただいて、只見の温かいおもてなしを受けてほしい」
雪まつりは、2月10日から前夜祭を含めて3日間行われる予定です。














