「中国のAI開発を抑圧」開発競争激化するAI アメリカの対応に不信感も
呉心伯 院長
しかし、私が多少懸念しているのは、アメリカが最先端AI半導体の対中輸出を制限し、中国のAI開発を抑圧しながら、一方ではリスクについて対話が必要だと訴えている点です。
アメリカの狙いが何なのか、中国ははっきりと分かっていません。
アメリカ国内には意見の相違があります。例えば、AI企業トップの中には開発のペースを落とすべきだと言う人もいれば、トランプ氏は開発を進めなければならないと述べています。ですから、現在のアメリカの方針は明確ではないのです。
もし中国とアメリカが対話をすれば、彼らの考えをより理解できるかもしれません。今回の首脳会談でもAIが話題になるのではないでしょうか。
――今回の首脳会談を通して両国はAIの分野でどのような関係性を築いていくことになると考えますか?
呉心伯 院長
双方が対話推進の仕組みを作ることで合意する可能性が高いと思います。AIをめぐる初の会談ですぐに成果を得ることはできないと思いますが、重要なのは仕組みを確立することです。
バイデン政権時代、両国の政府間にはAIの対話の仕組みが存在していましたが、トランプ氏の就任後は継続されませんでした。これを復活させることができるのか、期待しています。
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呉心伯 氏
復旦大学国際問題研究院 院長
復旦大学アメリカ研究センター 所長
中国外務省のアドバイザーを務めるなど
中国の対米政策決定に影響力を持つ
聞き手 JNN北京支局 松尾一志














