2つの時間概念「クロノス」と「カイロス」

古代ギリシャ語には、時間を表す言葉が2種類ある。量で測れ、他の人やケースと比較することができる客観的な時間「クロノス」と、個人やその場固有の時間を指す「カイロス」だ。

タイパを考える際、私たちは「クロノス」の中で他より効率がよいかを考えている。一方、親しい友人と飲み会でワイワイと楽しく過ごす時間は、そこでしか得られない共感や記憶に残る体験という「カイロス」的な時間である。

多くの人は今や時間にはクロノスしかないという感覚だが、加藤氏は、時にはそこから離れ、カイロスという固有の時間を大切にすることが、自分の人生、社会においての人とのつながりを豊かにする鍵になると投げかけている。