構想日本の加藤秀樹代表が、日本の現状や未来への提言を語るOBSラジオのコーナー「加藤秀樹が語る、日本の未来構想」。今回のテーマは、現代社会で頻繁に耳にするようになった「タイパ(タイムパフォーマンス=時間効率)」と「コスパ(コストパフォーマンス=費用対効果)」である。効率化がもてはやされる一方で、私たちが失いつつあるものとは何か。加藤氏の独自の視点から、豊かな時間を過ごすためのヒントを探る。

日常生活に浸透する「タイパ」と「コスパ」

タイパとは時間効率、コスパとは費用対効果を指す言葉だ。企業が利益を追求するためにAIなどを活用し、これらのパフォーマンス=成果、業績を高めようとするのは自然なことだ。しかし最近、個人の日常生活や趣味の領域にまでこの考え方が及んでいる。

加藤氏は「それが結果として個人の生活も社会も貧しくし、痩せさせることになる」と警鐘を鳴らしている。

例えば、お盆や正月などの風習を「面倒くさい」「タイパやコスパが悪い」と敬遠する風潮がある。それは長い目で見ると、文化や人のつながりやコミュニティの消滅につながる深刻な問題だ。