2016年1月24(日)~25日(月)。強烈な寒波が沖縄まで達し、沖縄本島北部・国頭村の奥で最低気温3.2度、那覇で6.3度とそれぞれ平年を8度以上下回りました。
前日に、沖縄気象台が「気象条件が整えば沖縄地方にも雪が降る可能性がある」とコメントしたため、県内では「沖縄で雪が見られるかも!」と、期待が膨らみ、驚きの投稿も相次ぎました。

『最強寒波』の襲来を機に、7年前の1月25日寒波襲来のアツい1日を振り返りますー。以下、2016年1月25日(月)O.A.より

家族連れインタビュー「雪を沖縄で初めて見られるかなって思って、家族で来たんですけど。もう少し朝方まで見ようと思います」
Q:どうして雪が見たい?
「雪が降ったら、雪だるま作りたいから」

24日夜明け前、本部町の八重岳では“雪”を一目見ようと多くの人たちが集まり、車の中で一夜を過ごしました。

大はしゃぎの人「雪だ! これ雪? 雪? うおーーーー!(笑)。(雪を)見れそうですね!これは!もう降ってますか?これはよ!雪こーい!イェーイ。寒いよーー!」子どもたち「来た―!雪ー!!」

一方、先島では、海水温の低下によって仮死状態になった魚が砂浜に打ち上げられているのが確認されました。

男性「動かない。寒くて動かないんだよ」

打ち上げられた魚を拾い集める人びと。海岸には“寒波がもたらした土産物”をありがたくいただこうと、たくさんの人が訪れていました。

この他にも、県内各地から「みぞれやあられではないか」といった映像がRBCにはたくさん寄せられました。

このうち、久米島町北部の宇江城城跡付近で撮影された映像では、“みぞれ”が確認できます。

撮影者した女性への電話インタビュー「ふわふわと横に流れていくみたいな感じで降ってましたね。子どもたちが大喜びで大人も一緒にはしゃいでましたね」

けさ(25日・朝)も本部町の八重岳には雪を確認しようと訪れる人がいましたが、確認できず落胆する声も聞かれました。

那覇から訪れた人「残念だったね…」

週末からきょう(25日・月)にかけ、記録的な冷え込みとなった沖縄。冷たく、寒い、寒波でしたが、この島にたくさんのロマンや驚きをもたらしてくれたようです。

【解説】
2016年の1月24日夜から25日朝にかけ、RBCの『スクープ投稿』には「みぞれやあられではないか」といった映像が多く寄せられ、沖縄本島北部・本部(もとぶ)町の八重岳で撮影された映像などで白い粒が舞っているのが確認できました。

一方で、正式な統計としては、気象庁の気象観測地点での観測されたもののみが正式な統計となります。今回県民の皆さん、たくさんの目撃情報があったんですが、正式な統計では『みぞれ』となります。
みぞれは雨と雪が交じったもので、観測の分類上は「雪」に含まれます。

この日(2016年1月25日)那覇でも未明、氷あられが観測され、今朝もマフラーや手袋など防寒対策をして歩く人の姿が見られました。

この冬『最強寒波』が襲来した沖縄ですが、7年前にも厳しい冷え込みがありました。この次、沖縄で『雪』が見られるのはいつになるのでしょうかー。