暗い瞳の奥で「大人が信用できない」――

【ことばがき】初めて会ったとき、細くて折れてしまいそうな華奢な体で、大人を「信用できない」対象として見ているのが、表情でよくわかりました。暗い瞳の奥で、何かを求めているような、そんな感じでした。

日常会話や買い物、食事などを通じて、特定の職員には心の内を見せるようになっていった。

【少女の言葉】私のおなかはだんだん大きくなって つわりなどいろんなしょうじょうがあって とってもきつかったけど これもあたらしいいのちが たんじょうするまでのがまんだと思った

ただ、病院や施設から逃げ出した過去を踏まえ、その行動には支援員は付き添った。

【ことばがき】毎日鳥かごにいるようだ

"一人で散歩がしたい"という気持ちをかなえるため外出を許可したことで、歯止めがきかなくなり、こそこそとパートナーと会うようになっていった。会えば性交渉を繰り返してしまうので、外出は申し出る、2人だけで会ってはいけないというルールを、児童相談所などと相談して決めていた。

【ことばがき】一日中、性交渉をしたり、カップ麺の腐敗した食べかすやゴミの中で過ごし、掃除も入浴もせず、社会とは疎遠になる。そんな暮らしを、子どもが生まれ母になる彼女に、絶対してほしくありませんでした。