船の建造量「2倍」目標でも労働力は…日本人と外国人「垣根はない」

この日は給料日。社長自ら手渡していたのは、給与明細が入った封筒だ。現金で手渡していた時代からの慣習だという。

因島鉄工 宮地秀樹 社長
「お礼をね、ご苦労さんでしたって。ええよ、コミュニケーション取れて」

親子で働いているインドネシア人もいる。

インドネシア人
「色々税金がいっぱい取られたけど、それはまあいいね。日本のルールだから、仕方ないさ」

給料の大部分を母国の家族に仕送りしているという。

宮地社長は、造船業の現状をこう語る。

因島鉄工 宮地秀樹 社長
「造船業って景気の山・谷が激しいから、景気悪くなったら解雇されるようなイメージがあって。日本人が来ないというより、いないんですよ、因島には。我々中小企業には絶対来ない」

かつて日本は、世界の造船業を牽引したが、現在は国が主導して力を入れる中国や韓国の後塵を拝している。

高市総理
「日本には様々な優れた技術が、たくさんあります」(7月)

高市政権は、成長戦略17分野を発表。その中には「造船」も含まれている。2035年に建造量2倍を目指すとしているが…

因島鉄工 宮地秀樹 社長
「労働力を増やさないかんなあと。外国人の皆さんに協力していただくことが一番。外国人と一緒に、共に汗流して働いていることがすごく楽しい。誇らしく思う。もう日本人も外国人もない。垣根はないと思いますわ」