1994年広島大会以来、32年ぶりに日本(愛知・名古屋)で開催されるアジア大会が、始まった。すでにバスケットボール男子のグループリーグがスタート。準々決勝進出が決まった日本は第3戦となる韓国戦が13日、開会式(19日)を前に行われる。

今大会にはアジアの約45の国と地域が参加し、東京2020オリンピックの33競技339種目を上回る43競技469種目で熱戦が繰り広げられる。2023年に行われた前回の中国・杭州大会では、日本は金52、銀67、銅69の計188個のメダルを獲得した。

【13日の見どころ】
◇バスケットボール男子 グループリーグ
午後7時~ 日本ー韓国

開幕3連勝に向けて韓国戦に臨む、バスケットボール男子日本代表。 8月に行われたモンゴルとの強化試合で代表デビューを果たした司令塔の黒川虎徹(25、アルティーリ千葉)は、今大会、途中出場ながらチーム最多の18アシストをマークし、日本の2連勝に貢献。

NBAプレーヤーの河村勇輝(25)は東海大学時代の同級生。現在会う機会は減ったが、学生時代には自転車で焼肉へ行ったり、静岡へ旅行したりした仲だ。今でも会えばバスケ談義に花を咲かせ、河村が意識する「コンタクトフィニッシュ」を自身の夏の練習にいち早く取り入れるなど、常に高い基準を与えてくれる存在となっている。

黒川は「NBAで頑張る姿を見ると、自分も負けていられないという気持ちになる」と語る。自身の得点力やピック&ロールの精度にも確かな手応えを感じており、「継続する力なら対等に戦える」と自信ものぞかせる。「いつかまた同じコートに立ちたい」という強い思いが、黒川の原動力となっている。

そんな黒川の特徴は、身長175cmに対して驚異の190cmを誇るウイングスパン(両腕を広げた長さ)にある(通常は身長と同等か+5cm程度)。このプラス15cmのリーチを最大の武器としており、オフェンスでは相手の手が届かない位置で有利にドリブルを展開し、ディフェンスでは鋭いスティールを量産している。

“虎徹”という名前は、日本刀の長曽祢虎徹(ながそねこてつ)にちなみ、父親が「切れ味鋭い人間になってほしい」という思いで名付けたという。自身も「黒川より『虎徹』で覚えてもらえると嬉しい」と語るように、その名に恥じない鋭いプレーで勝利を切り開く。