10月開幕する「よさこい高知文化祭2026」。からふるでは毎週火曜日に各地の取り組みを紹介しています。8日は、11月の演奏会に向け「第九」の練習に励む高知県四万十市の合唱団と交響楽団をご紹介します。

合唱の練習を行っているのは、音楽で地域を元気づけようと結成された「しまんと第九合唱団」。第九の披露は11月の演奏会で4回目です。

◆しまんと第九合唱団 川渕昌平 団長
「徐々に人も増えてきてまして、去年よりもっと上手く歌いたいとか、一度第九を歌ってみたいとかどんどん増えてきていて、今回が一番規模が大きくて県外から30人が参加してくれることになっていますし、10人ぐらい小・中学生も参加してくれることになっています」

およそ150人で構成する合唱団。慣れないドイツ語の歌詞と、第九のメロディーに苦労している団員もいます。

◆参加者
「覚えるのが精一杯で何どころではないです。楽しいから練習に来れます。歌は楽しいんです」

◆参加者
「ドイツ語を読むのとか覚えるのが難しかったけど、聴いている人がきれいな歌声だなと思ってもらえるようにがんばりたいと思います」

現在は合唱団のみで練習をしていますが、10月には交響楽団との合同練習が控えています。

◆しまんと第九合唱団 川田弘人さん(合唱指導)
「まだ前半しかやってないので、これから後半の部分も固めていき、10月くらいからオケ合わせが入ったりとか指揮者合わせが入ったりするので、中身を詰めていきたいと思います」

◆しまんと第九合唱団 川渕昌平 団長
「みんな暑さにも負けずに練習していますので『よさこい高知文化祭』の一環でやらせてもらえるということですので絶対良い第九にしたいと思っています」

四万十市の総合文化センター「しまんとぴあ」。中村交響楽団のメンバーが、練習のため集まってきました。中村交響楽団は幡多地域を中心に活動する楽団で43人が在籍。その歴史は古く、今年で80年を迎えます。団長を務めるのは柳川雅史(やながわまさふみ)さん。12年前に前任者から楽団を引き継ぎました。

◆中村交響楽団 柳川雅史 団長
「創設者が小島勝(おじま・まさる)さんという中村高校の音楽の先生で、戦後のすさんだ日本で、みんなが落ち込んで苦しい生活をしているところに少しでも音楽で希望や夢をあたえようということで始まったのが中村交響楽団の原点です」

柳川団長の指揮のもと、各パートごとの演奏を確認しながら、楽団全体で音を合わせていきます。真剣な眼差しの団員たち。時にはベテラン団員からのアドバイスも入り、練習するホールは徐々に熱を帯びてきます。演奏会に足を運んでくれる人に、良い音楽を届けたい。メンバーの心は一つです。

◆楽団員
「みんなにきれいな音楽が届けられるように練習しています。国民文化祭の一部で演奏できることは光栄なことだなと思っています」

◆楽団員
「合奏も合唱も一緒になって繋がって素敵な音楽になれば良いなと思います」

合唱とオーケストラが一体となって奏でる「第九」。11月の演奏会で合唱のソロパートを担当するのは黒潮町・宿毛市・四万十市出身や幡多地域にゆかりのあるプロの声楽家です。

◆中村交響楽団 柳川雅史 団長
「声楽が入ると華やかになりますね。お客さんも(地元出身の声楽家を)見た顔が出ているというのがあると思うし、知っている知ってると親しんでもらえる部分もあると思います。耳で聴かずに肌で聴いてもらいたいですね。生演奏の良さというのは肌から感じる、そういう音だと思うので」

「“喜びの歌“未来へ向けての喜びの歌を華やかに奏でて、皆さんにも希望をもった生活を送ってもらいたいなと思って22日に向けてがんばります」

「しまんと第九演奏会」は11月22日、四万十市総合文化センターしまんとぴあの「しまんとホール」で午後2時開演です。