香水プロデュースにスクール運営…ピッチ外で活動を続ける理由

Instagramのフォロワー数が7万人を超える塩越。香水のプロデュースや地元・川越の特産品を活かした芋掘りイベント、「YUZUHOガールズサッカースクール」の運営など、ピッチ外でも精力的に活動している。

齋藤アナ: サッカースクールは会場をどこにするかとか、施設を押さえてとか、全部やられているんですよね?

塩越選手: 大変ですけど、当日集まってくれる女の子たちの笑顔…やってよかったなというのは毎年思います。自分が小学校のときにプロのサッカー選手に教わるスクールの記憶がすごく残っているので、みんなの記憶にも残ったらなと。「夢や希望を与える」って言いますけど、そういう存在になれたらなと思います。

塩越自身が発信を続ける背景には、忘れられない記憶がある。2011年になでしこジャパンがワールドカップで優勝した当時、中学2年生だった塩越は、浦和レッズレディースの下部組織に所属していた。トップチームの試合運営でボールパーソンを務め、スタジアムの大歓声を身近で感じていたという。

だからこそ「正直、あの頃の盛り上がりには届いていない」という強い危機感がある。

塩越選手:自分が楽しいからという気持ちはもちろん強いですけど、どんな形であれ女子サッカーに興味を持ってもらえたら、自分自身を知ってもらえたらなと思っていて。サッカーをしている姿だけだと自分がどんな人か分からないと思うので、インスタに発信してプライベートを載せたり、ファンイベントを作って自分のことを知ってもらうきっかけになれたらと思います。

ピッチ上での圧倒的な存在感と、ピッチ外での情熱的な挑戦。その両輪で女子サッカーの未来を切り拓く塩越柚歩が、再びアジアの頂点へ挑む。