江戸川乱歩も絶賛 「日本の探偵小説の祖」としての顔
涙香が執筆する「探偵小説」も、新聞の人気に拍車をかけました。実は涙香は、日本で「探偵小説」のジャンルを築き上げた最初の人物だと言われています。
涙香は独立して「萬朝報」を創刊する前の20代の頃、英語力を生かして翻案小説を執筆していましたが、最初に手がけた作品「法廷の美人」は探偵小説でした。この小説が1888年に新聞に連載されるとたちまち人気となり、「小説家」としての涙香の地位を高めていったのです。
その文才やストーリーには、あの推理作家・江戸川乱歩も惚れ込むほどで、乱歩はのちに涙香を「日本の探偵小説史上、最大の巨人」と評しています。
読者・大衆の心を惹きつけた記事や連載小説で、「萬朝報」は人々の好奇心を大いに満たし続けました。
さて、そんな涙香の特別展では、彼の“人柄”も垣間見ることができます。














