十二町特有の地形が被害拡大に…

この地域は、かつては海。「十二町潟」と呼ばれていて、海面より低い「海抜ゼロメートル以下」の低い土地が広がっています。中央部より海側の標高が高い「お椀」型の地形で、平常時でも排水がしづらく洪水が起こりやすい土地です。

この低い土地の洪水防止のために、1984年から稼働しているのが「十二町潟排水機場」です。

雨が多く降った時は、万尾川などの複数の河川からこの排水機場に水が集まり、比較的流量の大きい仏生寺川から海に強制的に排水する仕組みです。

8月27日未明から3日間は地下にあるポンプ4台をフル稼働させて排水処理を行いました。

氷見市土地改良区 桶元勝範常務理事
「洪水時に稼働させるポンプで排水能力が11トン毎秒です。これを3台。それと常時稼働させている1.4トンが一番向こう側になります。あわせて毎秒34.4トン。排水能力を確保していると」

8月27日の朝には、集水槽の上限ギリギリまで水位が上がってしまい、このままでは排水機場が浸水し地下のポンプが壊れるおそれがあったため、国の排水ポンプ車が駆けつけ、排水にあたりました。

この施設は1日の降水量141ミリを想定して造られていますが、8月27日は想定の2倍以上300ミリの雨が降りました。

氷見市土地改良区 桶元勝範常務理事
「今回の排水機場に押し寄せてくれる川の水の量はですね、初めて本当に目の当たりにしたというのが実情ですね」