堺雅人が演じ分ける乃木、F、リュウ!飯田Pが語る第16話の反響と撮影の舞台裏

堺が1人3役演じることが明らかになった第16話。飯田和孝プロデューサーに撮影の裏話や反響について尋ねてみた。

日曜劇場『VIVANT』第2シーズン 第16話より リュウ・ミンシュエン(堺雅人)

第16話のハイライトはやはりリュウ・ミンシュエンとして登場した堺さんだと思います。第1シーズンの第7話、飛行機での乃木さんと野崎さんの会話で「お前によく似てる」というセリフがありましたが、SNSのリアクションを見ても、まさか本当に堺さんが演じると思っていた人は、半々だった印象でした。そして、リュウが生きているとわかった場面では、編集室で監督やスタッフと一緒に、SNSを追いながら見ていたのですが、反響の多さには驚かされました。確か、「リュウ・ミンシュエン」があっという間にトレンドに入って。それだけ堺さんが作り上げたリュウというキャラクターのインパクトが大きかったんだと思います。

撮影で、乃木とF、そして3人目のリュウを作り上げていった堺さんの演技を近くで見させていただきましたが、乃木とFはしっかりと地上に立って、広い視野で獲物を仕留める印象があるのですが、リュウはなんだか空中を鳥のように浮遊し、かと思ったら急降下して一気に獲物を仕留める獰猛な鳥のような印象があって、それを演じ分けているのですから、並大抵の作業ではないと感じています。撮影においては、午前中に乃木をやったあと、午後はリュウのシーンを撮影する、なんてこともあったのを記憶しています。

しかし、堺さんのエネルギーは衰えることは決してありません。リュウになった堺さんはより軽やかに、野崎さんを翻弄していました。これは、僕の願いでもありますが、乃木とFとリュウ、3人が同じ画面に同時に出現するなんてことにでもなったら、それはもしかしたらドラマ史上初の瞬間かもしれません(笑)。堺さんから怒られそうですよね(汗)。

さて、第16話は、「VIVANTの物語は5年前から始まっていた」というキャッチコピーと共に、過去と現在をつなぐ太いパイプのようなエピソードでした。そして明日放送の第17話は、第2シーズンの中では、最もエモーショナルなエピソードだと思います。乃木とノコル、乃木と薫、野崎とリュウ、そして奪還を待つ黒須たち別班、キャラクターたちの関係性が密接に描かれ、感情がむき出しになっていく運命のエピソードです。是非、楽しみにしていただきたいです。

5年前に始まった野崎の“潜入捜査”は、別班、シンシー、テントをつなぎ、現在へと続いていた。「もう、認められてはいかがですか?」…劉の追及に、野崎は何と答えるのか?