野崎が別班を追い続けた理由

日曜劇場『VIVANT』第2シーズン 第16話より 野崎守(阿部寛)と樊林杏(宮下今日子)

リュウを失い、帰国した野崎。その前に現れたチョウは、樊林杏(ハン・リンシン/宮下今日子)が「シンシー」の責任者であることを明かし、写真を託す。そこに写っていたのは、研究者のエリシャ・ママドフ(Manaf Dadaşov)だった。

エリシャは、核融合を持続させる技術の発明に成功したとされる人物。実用化されれば、世界のエネルギー事情を大きく変えかねない。ここでは別班のスーパーコンピューター・AIハヤト(声・高山みなみ)が、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の科学者“ドク”の姿で登場し、「核融合」について解説。情報量は重いのに、ハヤトのなりきりぶりは今回も全開だ。

エリシャはデータを消去した後、7年前に死亡したとされていた。ところが、佐野が別班に提供した資料には、遺体発見から3か月後の姿が残されていた。さらにチョウによれば、樊はエリシャと半年の間に10回以上接触。その一方で、中央アジアで暗躍する国際テロ組織についても調べていたという。その組織こそ、乃木の父・ノゴーン・ベキ(役所広司)が率いていた「テント」だった。視聴者からも「テントとここでつながるのか!」と驚きの声が。「テント」が、核融合をめぐる新たな謎へつながった。

日本の国益を守り、シンシーの実態を探るため、公安部は野崎に潜入捜査を命じていた。野崎は“裏切り者”を装って樊に接近。すると樊が求めたのは「別班」の情報だった。以来、野崎は別班の痕跡を追い、「テント」を捜査しながら別班員が現れるのを待ち続けていた。そこへやってきたのが乃木だ。なぜ公安の実力者が2年もの間バルカ共和国へ赴任していたのか。第1シーズンから引っかかっていた謎が、ここでついに回収された!

一方、現在の乃木たちは、公安部内にシンシーの監視カメラを仕掛けた人物を追う。手がかりが見つからない中、乃木が披露したのは、AIハヤトによって作られた“AI乃木”だった。画面の中では、本物そっくりの乃木が恋人の柚木薫(二階堂ふみ)とテレビ電話をしている。しかし、そこに本物の乃木はいない。その精巧さは、本編で確かめてほしい。

乃木、Fに続いて、今度は“AI乃木”。ちなみに、テントのモニター(協力者)だった山本巧を演じ、TBSラジオ『VIVANT 悪役会議室』に出演中の迫田孝也は「山本5つ子説」を唱えていた。しかし山本は、まだ1人。乃木は早くも3人目だ!

果たして、乃木がすでに講じたという“策”にこの技術はどう使われるのか?