「かわいがっていた後輩」の正体

野崎の潜入捜査について語り始めた警視庁公安部の部長・佐野雄太郎(坂東彌十郎)。話は、野崎が中国の日本大使館に駐在していた5年前へさかのぼる。

野崎の下で動いていたのは、エージェントのチョウ・ケイシ(漢字表記:張競士/高橋光臣)とリュウだった。第1シーズンで野崎が「かわいがっていた後輩」と語っていたのは、このリュウのこと。そしてリュウを演じるのは、乃木、Fに続いて3つ目の顔を見せる堺雅人だった! 放送後、視聴者からは「強烈なキャラ」と、その存在感を驚く声が。さらに、野崎に向かって「私に、嘘はつかないで!」と感情を爆発させる姿には「鳥肌もの」「カメレオンすぎる」と、乃木や乃木の別人格・Fとはまるで別人のような堺の演じ分けにも注目が集まった。

日曜劇場『VIVANT』第2シーズン 第16話より 野崎守(阿部寛)とリュウ・ミンシュエン(堺雅人)

リュウは野崎に思いを寄せていた。そんなリュウが有益な情報をつかみ、単独で潜入した結果、拘束されてしまう。野崎は傭兵を雇って救出を試みるが、直後に届いたのはリュウの遺体と思しき写真。それが、野崎の語っていた“唯一の失敗”だった。

ところが、リュウは生きていた。多国籍の民間情報機関「シンシー」の一員として…。

5年ぶりに野崎と向き合ったリュウは、拷問に耐えた日々を振り返る。死を覚悟した瞬間を語りながら、楽しげに問いかける。

「さあ、問題です。私はこの状況から、どうやって生き延びたのでしょうか?」。

野崎は目を伏せ、何かに気づいたように笑い出す。リュウが生き延びた方法とは?