■全日本卓球選手権大会2日目(24日 東京体育館)
全日本卓球選手権大会2日目が24日、東京体育館で行われた。ジュニア女子シングルスで小学3年生の松島美空(9・京都カグヤライズ)が3回戦で高校生の首藤成美(17・希望が丘高)に敗退も2010年の平野美宇に並び小学3年生で1大会2勝を挙げる大会記録に並んだ。
今大会最年少出場となった小学3年生、9歳の松島は23日の1回戦で中学生を破り2回戦に進出した。2回戦はさらに年上の高校生・八ツ田と対戦。積極的に攻める松島は第1ゲームを11‐5で奪った。第2ゲームは奪われたが「サーブが効いていた」と攻め続けゲームカウント3‐1で勝利した。
そして3回戦もまた高校生の首藤と対戦、ここでも怖がることなく攻めて第1ゲームを11‐3で奪った。しかし、年上の首藤も松島の攻めにすぐに対応、松島は「自分の弱いところを攻めてきたり、いろんなコースに打たれて取れなかった」と話し第2ゲームは11‐8で失った。
松島は試合の流れを戻せず第3、第4ゲームも奪われゲームカウント1‐3で敗退、それでも小学3年生の1大会2勝は2010年の平野美宇に並ぶ大会記録となった。
試合後は「…悔しいです。とても悔しいです」と言葉は少なかったが「高校生と戦って強化するところがわかった」と早くも次を見据えていた。将来の目標を聞かれると「全員に勝って五輪で金メダルを取りたい」と大きな夢を語った。
◆松島 美空(まつしま みく)
2013年6月24日生まれ。9歳。身長135cm
元実業団選手の両親のもとで3歳ごろから卓球を始めた。4兄妹の長女で、兄の輝空(そら)と翔空(とあ)、妹の愛空(あいら)も卓球選手全日本選手権は2021年バンビの部(小学2年生以下)、2022年カブの部(小学4年生以下)で優勝。
2022-2023シーズンよりTリーグに新規参入が発表されていた京都カグヤライズへの加入が発表されると、史上最年少(当時8歳)Tリーガー誕生として大きな話題となった。
【全日本卓球選手権 ジュニア女子シングルス】
2回戦
松島美空(京都カグヤライズ) 3-1 八ツ田 光希(17・正智深谷高)
3回戦
松島美空(京都カグヤライズ) 1-3 首藤成美(17・希望が丘高)