先月の大雪で立ち往生や停電などが発生し、市民生活に大きな影響が出た新潟県柏崎市では、大雪に備えて市民が朝から準備に追われました。
柏崎市にある『マルイ田尻店』です。大雪に備えて、朝から買いだめを急ぐ客の姿が見られました。

Q今帰るものをたくさん?
【買い物客は】【そう。あんまり(雪が)降ってしまうと出にくいので、それでちょっと多めに。おでんとか、すき焼きとかいっぱい作って何回か食べられる分作ろうかなと」

先月の大雪では物流が滞り、県内各地で品薄や欠品が相次ぎました。
こちらのスーパーでは肉や野菜などの生鮮食品は前倒しして。さらにパンは前もって2日分を仕入れています。保存のきくカップ麺や冷凍食品を買い求める客が多いということです。

【マルイ田尻店 北原優太郎 店長】「前回いつもより売れたものに関しては、とにかく切らさないように。(物流が)止まることを前提にではないが、止まってもいいように対応している」
一方、先月の大雪で4日間にわたって停電が続いた柏崎市の山澗(やまだに)集落。こちらの住宅の裏では、当時、倒れた木々がそのままの姿で残っていました。
この家に住む猪俣敏子さんです。
Q 停電で困ったのは?
【猪俣敏子さん(71)】「洗濯とお風呂。携帯は通じないでしょ、圏外になっているから」
先月は自宅前の道路に除雪車が入らず、4日間ほとんど外に出られない孤立状態が続いたそうです。お湯をいれたペットボトルをこたつに入れるなど、なんとか工夫をして寒さをしのぎました。今回は、灯油ストーブに加え、ランタンやろうそくも準備しています。

【猪俣敏子さん(71)】「これだけ降っているからね、夜どんなになるか。ひどくならないことを祈っています。神様の前でお願いしますって…」