食卓の定番「マヨネーズ」の輸出額が右肩上がりに伸びています。
“世界を魅了する”日本のマヨネーズ。その理由を取材しました。

■世界を魅了する“日本のマヨネーズ” アメリカでは“日本風”も

山形純菜キャスター:
マヨネーズの輸出額について、貿易統計によると2017年は約30億円でしたが、その後上がっていき、2024年に約100億円、2025年には約109億円になったということです。

海外でも、マヨネーズが売られています。

イギリス・ロンドンでは、日本のキユーピーマヨネーズが商品棚に並べられています。

アメリカ・ニューヨークでも様々な種類がありますが、その中には日本にインスパイアされた“日本風”のマヨネーズもあります。

日本のマヨネーズは何が違うのか、製造工場から少し見えてきました。

キユーピーの工場では、1分間に600個の卵が割られているそうですが、この工程に秘密が隠されています。

■背景に“コクとうま味”か 味・匂いの違いは

山形キャスター:
日本とアメリカの一般的な商品を並べてみると、色合いが日本のほうは黄色い感じがします。アメリカは白っぽい感じです。

味の違い、匂いの違いなどはどうなのでしょうか。

組織開発コンサルタント・著作家 勅使川原真衣さん:
アメリカのマヨネーズは、これはこれでとても美味しいです。粘度が違うし、卵感が確かに違います。どっちも美味しいです。別物なのではないでしょうか。

山形キャスター:
キユーピーによると、一般的な海外のマヨネーズは卵白・卵黄の両方とも使用しているそうです。

日本のキユーピーマヨネーズの場合、卵を割る工程で白身と卵黄をわけており、ほぼ卵黄のみを使用しているといいます。

そのため、コクとうま味の深い味わいが感じられ、それが差別化されてSNSなどで広がっていったのではないかということです。

また、日本に来て日本のマヨネーズを食べて美味しいということが口コミで広がっていったと考えられています。

■日本初のマヨネーズは1925年 当時は整髪料と間違えも

山形キャスター:
日本のマヨネーズですが、誕生したのは約100年前の1925年です。

その時の新聞広告では、「魚肉や野菜のゆでたの、特に缶詰の『かに』『さけ』に用いるとそのままで手軽に美味しいお料理が出来ます」と掲載されていました。

当時、すでにキユーピー人形も存在しています。

そして瓶に入っていたということですが、当時は「マヨネーズ」という名前も聞きなれておらず、整髪料(ポマード)と間違えられていたということです。

■「冷やし中華にマヨネーズ」 “スープに混ぜ込み”定着も

山形キャスター:
マヨネーズは様々なものにかけたりつけたりして美味しいですが、冷やし中華にマヨネーズをかけるか、かけないかという調査がされたことがあります。

ウェザーニュースの調べによると、「かけない」は75%、「かける」は25%だったということです。
※実施:2021年6月11~12日、回答:8302人

「かける」との回答が多かった都道府県を見ると、▼愛知(70%)、▼三重(67%)、▼岐阜(64%)と東海地方に集中しています。

その理由として最有力なのが、東海地方を中心に展開している「スガキヤ」です。

スガキヤが1963年ごろから冷たいラーメンに“スープにマヨネーズ”を混ぜ込んで販売したことから、東海地方で「冷やし中華にマヨネーズ」が定着したのではないかということです。

提供方法も時代とともに変わっていき、“ハムの上にマヨネーズ”に変更され、現在は別添えで提供されるようになっていったということです。

井上貴博キャスター:
地域によっては、コンビニエンスストアで冷やし中華にマヨネーズをつけるところもあります。東京に来て、「なんで無いんだ」と言う人もいますね。

出水麻衣キャスター:
マヨネーズが合わない食材のほうが珍しいくらい、何にでも合いますよね。

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<プロフィール>
勅使川原真衣さん
組織開発コンサルタント・著作家 2児の母
著書に小説『「対話」がやってきた』など