自宅で救助を待つために。命を守る3つのポイント
では、自宅で救助を待つ際には、具体的にどのようにすればいいのでしょうか。
一つ目のポイントは、「できるだけ家の中の高い場所に移動する」ことです。2階がある場合は2階へ、平屋などで上の階がない場合は、家具の上などに乗って少しでも高い場所で救助を待った方が良いと言います。

二つ目は、安全が確保されていれば「下水の逆流対策」をすべきだと言います。浸水時には、トイレや台所、浴室などの排水口から下水が逆流する恐れがあります。住宅の浸水実験映像では、玄関から水が入り始めてからわずか2分後に浴室の排水口が逆流し、10分後にはトイレも逆流して水浸しになりました。

このような逆流は、家庭にあるもので簡易的に防ぐことができると高荷氏は言います。ゴミ袋を2、3枚重ねて中に水道水を入れ、口を縛り「簡易的な水嚢(すいのう)」を作り、この水嚢で排水口を塞ぐことで、逆流を食い止める効果が期待できます。
三つ目のポイントは「服装」です。救助を待つ際には、できるだけ発見されやすいように色の鮮やかな服を着ることが重要です。「黒とか目立たない色ではなくて、オレンジ、黄色、赤というような、できるだけ目立つような上着を一番上に着ていただきたい」と高荷氏はアドバイスします。

命を守るためには、日ごろからの備えが最も重要だと強調します。
「事前の情報収集、発災時の素早い情報収集の準備、そして素早く逃げるための準備、こういったものを平時のうちにやることが大事だと思います」
いつ起こるか分からない自然災害。いざという時に冷静に行動できるよう、普段から準備を整えておくことが、自分や大切な人の命を守ることにつながります。














