日本の周辺には、いわゆる「台風の卵」と呼ばれる熱帯低気圧が複数発生しています。
気象庁によりますと、31日午前9時現在、日本の南にある熱帯低気圧は、今後24時間以内に台風に発達する見込みです。
この熱帯低気圧は今後、北寄りに進路を変え、沖縄・奄美方面へ北上する予想です。その後は九州の南へ進む予想となっていて、今後の進路によっては西日本に近づく可能性があります。
現時点では予報円が大きく、進路にはまだ幅があります。予報円は「台風がこの範囲すべてを通る」という意味ではなく、予報時刻に台風の中心が入る確率がおよそ70%の範囲を示しています。今後、予想進路が変わる可能性があるため、最新の台風情報を確認する必要があります。(HBCウェザーセンター:近藤肇気象予報士)
台風になる前から「5日先」まで進路がわかる
まだ台風になっていないのに、なぜ数日先までの予想進路が発表されているのでしょうか。
気象庁では2020年9月9日から、24時間以内に台風に発達すると予想される熱帯低気圧について、台風になる前の段階から5日先までの進路や強さの予報を発表しています。
スーパーコンピューターの計算能力の向上や数値予報技術の進歩によって、熱帯低気圧の段階でも、その後の進路や発達を以前より精度よく予測できるようになったためです。
日本のすぐ近くで台風になり、発生後すぐに接近するケースもあることから、より早い段階で防災の準備を始められるようになりました。














