映画「八日目の蝉」で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞した映画監督の成島出さんが、24日に亡くなったことが所属事務所の公式サイトで明らかになりました。65歳でした。所属事務所は「弊社所属の映画監督・成島出(なるしまいずる)が、2026年8月24日、逝去いたしました(享年65歳)」と訃報を伝えています。

成島出監督



成島出さんは1961年山梨県生まれ。1986年、監督作「みどり女」でぴあフィルムフェスティバルに入選。1994年に「大阪極道戦争しのいだれ」で脚本家デビュー。さらに2004年「油断大敵」で監督デビューを果たしました。以降、脚本家・映画監督として活躍。脚本では「日本沈没」(2006年・樋口真嗣監督)「クライマーズ・ハイ」(2008年・原田眞人監督)などを担当。映画監督としては「フライ・ダディ・フライ」(2005年)「孤高のメス」(2010年)などを経て、「八日目の蝉」(2011年)で日本アカデミー賞最優秀監督賞を受賞。その後も「ふしぎな岬の物語」(2014年)「いのちの停車場」(2021年)で吉永小百合さん主演作品の監督を務め、前後編の大作「ソロモンの偽証」(2015年)を手がけるなど、骨太かつ温かみあふれる人間ドラマを長年にわたって送り出してきました。

成島さんは2017年に肺がんにかかったものの、1年の闘病の後に映画制作に復帰。近年では「銀河鉄道の父」(2023年)「52ヘルツのクジラたち」(2024年)を監督するなど精力的に活動を続けていました。

所属事務所では「葬儀につきましては、故人の強い意向を尊重し、親族のみにて執り行いました。また、本人の遺志により、今後「お別れの会」等の開催予定はございません」「誠に勝手ながら、ご香典、ご供花、ご供物の後は固くご辞退申し上げます」と伝える一方、ファンや関係者への感謝と共に「弊社としましては、成鳥が情熱を注いだ作品とその想いを今後も大切に守り、伝えていく所存です」と記しています。

【担当:芸能情報ステーション】