「東海汽船」で乗組員の当直勤務中の飲酒などが発覚した問題で、きょう(28日)、国交省は安全対策の責任者に当たる「安全統括管理者」の解任などの処分を行いました。社長も認識しながら放置していたということで、国交省は引き続き業務停止の処分を行う方向で検討しています。

この問題は、東京と伊豆諸島などを結ぶ「東海汽船」の旅客船で、船員が酒気帯び状態で当直の乗務を行ったり、アルコール検査を身代わりで行ったりなどしていたものです。

国交省の関東運輸局はきょう、「東海汽船」に対して、「安全統括管理者」の解任や、改善策の報告などを命じる行政処分を行いました。

また、飲酒乗務問題に関する監査の結果についても公表。今年の元日には、「さるびあ丸」と「橘丸」で、船員の半数以上と船長が船内での「新年会」で飲酒し、その後すぐにアルコール検査も行わない状態で乗務を行っていました。こうした「新年会」で飲酒したままの乗務については、少なくとも30年以上前からの慣行となっていたということです。

「東海汽船」の社長も今年1月以降の国交省の監査で、この慣行を認識していたことを認めました。

ほかにも、本来行うべきアルコール検査が行われていなかったり、船員がアルコール検査器の使い方をわかっていなかったりする状況も常態化していたとみられます。

関東運輸局は、引き続き業務停止の処分についても検討を行っています。