議員「なんで増税っていわないんだ!!」
議員「増税って言わないと!」
議員「ごまかしちゃダメだ」
“旧統一教会”は過去のこと?自民議員が

岸田総理
「昨年は、旧統一教会との関係、政治とカネなど、政治の信頼にかかわる問題が立て続けに生じ…」
野党議員
「他人事みたいに言うんじゃないよ!」
岸田総理
「厳しい声をいただいたことを、重く受け止めております」
野党議員
「まだ終わってないぞー!」
旧統一教会と自民党をめぐる関係…。「まだ終わっていない」との野次の通り、1月23日新たに関係が発覚した議員がいます。
自民党 鶴保庸介 参議院議員
「これは本当に申し訳ないとしか言いようがないですね」
鶴保氏は参院選公示後の2022年6月に、旧統一教会の会合に出席していたことを認めました。しかし、2022年の自民党の調査には報告していませんでした。
その鶴保氏…。謝罪後の本会議では居眠りをしているように見えました。
演説“看板倒れ”に懸念 財源は示されず

小川彩佳キャスター:
岸田総理の施政方針演説、星さんどう評価されますか?
TBSスペシャルコメンテーター星浩さん:
今回の焦点は防衛費と少子化対策なんです。いずれも看板倒れで、これをやるんだという力強さはなかったです。
小川キャスター:
どちらも歴史的な局面を迎えているわけですが、具体的にはどういうことですか?
星さん:
両者に共通しているのは増税の「ぞ」の字もないということです。防衛費の方は、2022年の段階で1兆円強の増税が必要と、岸田さん自身が言ってたのに、今回は触れずということで。少子化対策の方は、これは自民党の中にも、どうも異論が出ていますので具体的な中身、財源には踏み込まなかったということです。
小川キャスター:
看板倒れということですけれど、少子化対策に関してはいわば看板、スローガンだった「異次元の少子化対策」という表現がちょっと変わりましたね。
星さん:
異次元というので、みんなびっくりしたんですけど、結局中身がないってあんまり評判が良くなかったんですね。それで「次元の異なる」っていう名前にしたんです。ただ中身のないことに変わりはないということなので、やっぱり中身と財源をきちんと積み上げていくことが原則だと思いますね。

山本 恵里伽キャスター:
一方で岸田総理は施政方針演説の中で、旧統一教会の問題についても触れました。「被害者の実効的な救済と再発防止に向け、2022年の臨時国会で成立した新法等の着実な運用。実態把握と相談体制の充実に努めます」と話したわけです。
星さん:
これは2022年で終わりはありませんよね。鶴保さんのケースのように次々と新たな接点が出てくる可能性もあります。なんと言っても細田議長ですよね。これまできちんと説明していません。
24日非公開の場で応じるということですが、三権の長ですからね。基本的にその模範を示すということが大事だと思いますね。
この国会、これから6月21日まで150日間にわたって始まるわけです。5月に岸田さんの地元の広島でサミットがあるんですね。それから6月21日に会期末。
この段階で岸田さんに衆議院の解散に踏み切る余力があるかどうかというのが最大のポイントで、与野党の幹部ともそこに注目してると思うんです。
解散する力がないようですと、もう岸田さんは「死に体」ということで、場合によっては早期退陣ということもありうる。解散する力があれば解散総選挙に踏み切って、長期政権を伺うということです。ポイントはサミットから会期末にかけてとなってくると思います。