NATO=北大西洋条約機構はストルテンベルグ事務総長が今月末に来日し、岸田総理と会談すると発表しました。

ストルテンベルグ事務総長は30日から来月1日にかけて来日し、岸田総理と会談し夕食を共にするほか、慶応義塾大学で講演する予定です。

ストルテンベルグ事務総長の来日は2017年10月以来で、ロシアによるウクライナ侵攻への対応などについて協議する予定です。

ストルテンベルグ事務総長は、日本に先立って29日から30日にかけて韓国を訪問し、朴振外相や李鐘燮国防相らと会談する予定です。

NATOは去年6月に改定した「戦略概念」で軍事力を増強する中国について、「体制上の挑戦」と指摘し対抗姿勢を明確化していて、今回の訪問にはインド太平洋地域をめぐる安全保障の連携を強化する狙いがあるとみられます。