■「恥を知りなさい!って叱られて(笑)」

トーク前半では、石田がこれまで代表作を通して出会ってきた人々との思い出が語られた。
最も幅広い世代に愛された代表作の一つが、「もののけ姫」での、山犬に育てられたヒロイン・サン役。
石田自身「子どものときから人間と話すより動物たちに気持ちが伝わりやすかった」と語り、今もたくさんのペットとともに暮らす動物好きだが、人間でも山犬でもないサン役は「とても難しい役」だったという。番組では、石田が宮崎駿監督の演出を受ける様子をとらえた貴重なアフレコ映像も公開された。
また、サンを育てた山犬“モロの君”役・美輪明宏さんとの思い出も。
当時、27歳だった石田は美輪さんに「あなた、付き合っている人はいるの?」と聞かれ、「いません」と答えたところ、“愛あるお叱り”を受けたという。「『恥を知りなさい!この歳でボーイフレンドもいない』って叱られて(笑)。でも、それがすごく嬉しかったんです」「テレビ局でお会いしても“娘、娘”と言ってくださって。本当に素敵な方でした」と、懐かしそうに振り返った。
「虎に翼」では、伊藤沙莉演じるヒロイン・寅子の母・はるを演じた。番組では伊藤がVTRでコメントを寄せ、撮影現場で起こった石田との爆笑エピソードを披露。一方で、「目を見てるだけで泣けてくるような愛情が詰まった目をされていて、人を安心させてくれる。ゆり子さんが“娘”でいさせてくれました」と、石田の魅力を語った。
トークの中で「俳優は、自分の魂をその役に削って入れ込む」とも語った石田。「もののけ姫」ではモロの君の“娘”として、「虎に翼」では寅子の“母”として、共演者と作品を超えた関係性を築く姿から、彼女がいかに魂を削って役に入れ込んできたかがうかがえる。














