“ドローン”が戦場の主力に 4年半で機数が5800倍ほど増加

ロシアによるウクライナ侵攻から4年半。いま、ロシアとウクライナの間でドローンによる攻撃が激化している。

6月、大統領府があるモスクワのクレムリンからわずか16キロ、ロシア最大級の製油所がドローンの攻撃対象に。施設の上部が吹き飛び、立ち上る黒煙は雲の高さまで達した。
撮影者(8月13日)
「あっちからも、こっちからも飛んできている」

ロシアの「Amazon」と言われるネット通販大手「ワイルドベリーズ」の倉庫を破壊したのは、ウクライナのドローンだ。8月15日夜から16日の朝にも、ワイルドベリーズの倉庫がウクライナのドローン攻撃を受けた。
600機のドローンが飛来したといい、ロシア国営のタス通信は過去2年間で最大規模だったと報じた。

ウクライナが標的にしたワイルドベリーズの倉庫は7か所で、ロシアとウクライナ国境から約1800キロ離れた倉庫もあった。これは東京から沖縄宮古島までの距離とほぼ同じだ。
民間企業の倉庫を攻撃した理由について、ゼレンスキー大統領は…

ゼレンスキー大統領
「これらはロシアの戦争のための物資。ドローン製造などのための部品が供給される倉庫なのです」

ウクライナはドローンの生産能力を強化している。
ロシアの侵攻が始まった当初、年1200機程度だったが、2026年は700万機で、実に5800倍になる。
一方、ロシアも大規模な攻撃を繰り返している。
8月5日には、ドローンや弾道ミサイルを使って、首都キーウなどの民間企業の倉庫や商業施設を攻撃したことで、17人が死亡、44人が負傷したという。さらに21日には、ゼレンスキー大統領の出身地でもある中部の町、クリヴィー・リフにあるショッピングモールがドローンの攻撃に遭った。

これまでに15人が死亡し、子供を含む130人が負傷したという。
ロシアによる空からの攻撃のうち、ドローンが占める割合は2022年は約4割だったが、2026年現在は約9割になっているという。
まさにドローンが戦場の主力になっているのだ。














