なぜ、9月なのか
そもそも、なぜ休み明けのこの時期に、子どもは追い詰められるのか。
長妻医師によりますと、夏休みの間は学校というストレスからいったん離れられていても、新学期が近づくにつれ「またあの環境に戻らなければ」「逃げ場がなくなる」という不安が膨らんでいくといいます。
長妻医師
「いじめや人間関係、学業に不安を抱えている子どもは、その苦しみが永遠に続くように感じてしまう。追い詰められると視野が狭くなり、『学校へ行く』か『死ぬ』かの二択のように感じてしまうこともあります」
その兆しは、9月1日当日に突然現れるわけではありません。
お盆明けごろから「あと何日で学校」というカウントダウンが始まり、眠れない、食欲が落ちるといった子どもが増えます。
受診の相談も、8月下旬から多くなるといいます。
統計にも、深刻さは表れています。
厚生労働省などがことし3月にまとめた統計では、去年1年間に自殺した小中高生は538人と、1980年以降で最も多くなりました。
全体の自殺者数が前年より1132人減るなかで、子どもだけが増え続けています。
月別では、2学期が始まる9月が最も多くなっています。














