「これを食べれば頭が良くなる」というものはない

生後5か月の子どもの食事について、栁先生は、この時期の栄養の中心は母乳やミルクだと説明しました。

「これを食べれば、この時期からこれを食べればこの子はすごく頭が良くなる」といったものや、「運動能力がすごく高くなる」というものは「実は無い」としています。

一方、離乳食については、単に「食事に向かってミルクを離れる」というイメージではなく、母乳やミルクで足りないものを補う「補完食」という考え方のほうが、最近は少し主流になってきていると話しました。

栁先生は、今の日本の離乳食のガイドラインについて、お米や野菜、白身の魚などという形になっていて、「全体的にちょっと薄い」としたうえで、「薄いっていう言い方ちょっと漠然としてますけど」と説明。そのうえで、もう少し栄養価のある「タンパク質や鉄分、脂質」を取れるほうがいいのではないかと話し、生後6か月以降は母乳やミルクだけでは鉄分やタンパク質が少し足りなくなってくると指摘しました。

そのため、アレルギーなどがなければ、早い段階から肉や卵、豆類などを少しずつ取り入れ、不足する栄養を補っていくという考え方を示しました。特に卵については「栄養としては充実している」と話しています。