研究の内容と結果

岡山大学病院 提供

この研究は岡山大学病院単独で実施された前向きランダム化比較研究です。

Gel immersionとWater immersionを比較し、大腸ポリープの視認性(大腸ポリープと周囲の正常粘膜との境界の見えやすさ)を以下の3つの内視鏡観察モードで評価しました。

白色光観察(WLI) ― 内視鏡の先端から白色光と呼ばれる通常の照明光で観察する方法。肉眼と同様の自然な色で描出される。

BLI観察 ― 青色系の特殊な光を使って観察する方法。血管や表面の細かな模様が強調され、ポリープの特徴をより詳しく確認できる。

LCI観察 ― 特殊な光で赤色を強調する観察方法。大腸ポリープと周囲粘膜の色の違いがわかりやすくなり、ポリープを見つけやすくする。

結果として、Gel immersionはWater immersionと比較して大腸ポリープの視認性を有意に向上させることが明らかとなりました。

特に洗腸が不十分な場合において、白色光観察(p=0.03)およびBLI観察(p<0.01)でGel immersionの視認性が顕著に向上しました。

LCI観察についても同様の傾向が示されましたが、統計的有意差は認められませんでした(p≧0.09)。