■第108回全国高校野球選手権 第14日・第1試合 準決勝 横浜 1ー7 智弁和歌山(20日、阪神甲子園)

横浜(神奈川)が智弁和歌山(和歌山)に逆転負けを喫し、準決勝敗退。28年ぶりの夏制覇には届かなかった。試合は1回、4番・川上慧(2年)の適時打で先制。しかし先発のエース・織田翔希(3年)が3回に連打を浴び、同点に追いつかれると、5番・楠本龍生(3年)には3ラン本塁打を被弾。この回4失点で逆転を許した。さらに2人目・小林鉄三郎(2年)も終盤7回に猛攻を食らい3失点。リードをさらに広げられ、打線の反撃及ばず敗戦となった。

横浜は県勢初となる4季連続の甲子園、夏は2年連続22回の出場。昨年の選抜は19年ぶり4度目の優勝を果たした。だが春夏連覇を目指した夏は準々決勝で岐阜商業に延長11回タイブレークの末にサヨナラ負け。春連覇を狙った今春は神村学園(鹿児島)に1回戦で完封負けを喫した。夏の大会では松坂大輔を擁した98年以来28年ぶり3度目の全国制覇を目指していた。

打線は1回、智弁和歌山の先発・和気匠太(3年)を攻めた。1死から2番・田島陽翔(2年)が右安打で出塁すると、続く池田聖摩(3年)は和気の悪送球で出塁。1死一、二塁と好機を広げた。ここで4番・川上がセンターへ適時打を放った。二塁走者が生還し、序盤から貴重な先制点を奪った。

その裏、先発のエース・織田は立ち上がり、変化球を中心に2死を奪うが3番・井本陽太(2年)、4番・山田凜虎(3年)に連打を浴びた。2死一、二塁とピンチを招いたが、後続を打ち取り、無失点に抑えた。

2回裏、織田は先頭打者に四球を与えると、送りバントを決められ1死二塁と、この回も得点圏に走者を背負った。続く8番・山下晃平(3年)は二塁への内野安打。横浜側がビデオ検証を求めたものの判定は覆らず、1死一、三塁のピンチを招いた。それでも9番・黒川梨大郎(3年)のセーフティースクイズは守備陣が好守で阻止し、無失点で切り抜けた。

しかし1点リードのまま迎えた3回、織田が連打を浴びて無死一、二塁とされると、4番・山田に左適時打を許し同点とされた。さらに5番・楠本にはカウント2ボールから3球目、152kmの直球を捉えられ、大会第8号となる右翼への3ラン本塁打を浴びた。この回4失点で逆転を許すと、1死一塁となったところで降板。2番手として小林鉄がマウンドに上がった。

小林鉄は中盤を無失点に抑える力投。だが7回裏、連打を許し1死一、二塁とすると5番・楠本にセンターへ適時打、さらに続く代打・井戸本陽向(3年)にライトへ適時打を放たれ1ー7とその差を広げられた。打線は8回、先頭の1番・小野舜友(3年)が中二塁打を放ち、反撃の好機を作った。しかし、続く田島の遊ゴロで飛び出していた二塁走者の小野がアウトに。後続もつながらず無得点に終わった。

8回裏、3人目・林田滉生(3年)が登板し、走者を背負うも無失点に抑えた。9回、6点差を追う最後の攻撃を迎えた横浜は、走者を出すも反撃及ばず。28年ぶりの夏制覇を狙っていた横浜だが、準決勝敗退を喫した。