「ど真ん中ストレートな不倫を題材にした作品は書けないと思った」――そう話すのは、TBSで現在放送中の金曜ドラマ『Tシャツが乾くまで』の脚本家・生方美久さんだ。
生方さんは、2021年に脚本家デビュー。2022年には初の連続ドラマ『silent』(フジテレビ系)を手がけ、第31回橋田賞新人賞など数々の賞を受賞。その後、『いちばんすきな花』(2023年・フジテレビ系)、『海のはじまり』(2024年・フジテレビ系)でも大きな話題を集めてきた。TBSドラマの脚本を執筆するのは今作が初となる。
放送前、あらすじも登場人物の関係性も明かされなかった本作。放送が始まると、「謎が多い」という声と共に、「面白い」という声が続出。無料見逃し配信の再生数が金曜ドラマ枠の歴代記録を塗り替えるなど快進撃を見せている。
現在第6話まで放送されたが、物語が進むにつれて典型的な「不倫ドラマ」ではないことが浮き彫りになってくる。生方さんらしい、登場人物たちの緊密な心理戦によって、視聴者に突きつけられた“人と人のつながりの定義”。
なぜ今作はこのような物語になったのか。生方さんがドラマを通して見せたかったこと、伝えたい思いを聞いた。














