どこからが不倫なのか――人によって変わる価値観
物語は、瀬尾咲子(演:蒼井優さん)の夫・充(演:松山ケンイチさん)が、近所に住む園田樹生の妻・あずさ(演:夏帆さん)とバス事故に遭ったことから展開していく。死亡したあずさと行方不明の充との不倫を疑った咲子と樹生は、協力して二人の関係を調べていく。分かったことは、第3金曜日にコインランドリーで会っていたということ。
二人きりで会って話すことが不倫と言えるのか。生方さんとスタッフは、打ち合わせのなかで自然と「どこからが不倫なのか」という議論になった。
「たとえ肉体関係がなくても、毎月決まったところでお互いのパートナーに黙って会っている時点で不倫だと言う人ももちろんいると思うんです。だからこそ、充とあずさが『不倫じゃありませんでした』と主張すれば終わる話ではないと思います」
しかし、誰しも「人によって見え方が違う関係性」を感じることは実生活においてあるのではないだろうか。「多分いろいろ議論を呼んでいると思います。その上で、『あれは不倫でしょ、不倫じゃないでしょ』という話題を楽しんでもらえれば」と生方さんは続ける。
第6話では、充が咲子と樹生に対して、「どうして二人は不倫じゃないって言いきれるんですか」と問いかけるシーンがある。第5話までは、咲子と樹生に感情移入し、この二人を不倫の“サレ側”として見ていた視聴者も多いだろう。
でも、充から見たら……?
生方さんは言う。「それって多分言われないと気づかないことなんです。見方によって関係性が変わるというのは、今作でやりたかったことの一つです」














