夏休みに小学生がペットボトルのリサイクルを体験するプログラムが横浜市で開催された。学んだのは、飲み終わったペットボトルを原料として新しいペットボトルを作る「水平リサイクル」のための分別方法だ。「シリーズSDGsの実践者たち」の第56回。
ペットボトルの「水平リサイクル」を学ぶ
横浜市の横浜赤レンガ倉庫で7月29日と30日に開催された「ペットボトルリサイクル小学生向け体験プログラム」。市内外から小学生と保護者らが参加し、リサイクルに関する説明やクイズなど、楽しく学べるプログラムが展開された。
講師の女性(サントリーグループの専任講師)は参加者にこう語りかけた。
「ペットボトルにはいくつかの特徴があります。まずキャップがついているので、飲みきれなくてもキャップを閉めて持ち運ぶことができます。軽いので持ち運びしやすいですよね。それに、潰しやすいし、割れにくい。でも一番の特徴は『リサイクルができる』ことなんです。ペットボトルは便利なだけでなく、環境への影響を減らせる入れ物なんですね」
体験プログラムの大きな目的は、ペットボトルの水平リサイクルについて知ってもらうことだ。ペットボトルにおける水平リサイクルとは、飲み終わったペットボトルを原料に新しいペットボトルを作ること。横浜赤レンガ倉庫など、みなとみらい21地区の各施設が参加して、2025年1月から取り組みが進められている。
横浜赤レンガ倉庫での体験プログラムは2025年10月に続いて2回目で、今回は2日間で約70人以上が参加した。株式会社横浜赤レンガの木村理紗さんは、開催のきっかけと水平リサイクルの実績を次のように説明した。
「横浜赤レンガ倉庫では、開業20周年を迎えた2022年12月の大規模リニューアルをきっかけに、サステナブルへの取り組みを強化しました。その一環として、2025年1月から水平リサイクルを地域一体となって推進していく中で、昨年からこの体験プログラムを始めました。今回は夏休みということもあって、夏休みの自由研究として来られたお子さんも多く、参加者は前回よりも増えました。
水平リサイクルが始まった2025年1月29日から2026年の6月30日までの間に、横浜赤レンガ倉庫だけで10,000kg以上のペットボトルを水平リサイクルのために回収しました。回収したペットボトルは、通常は清掃スタッフが飲み残しを廃棄し、キャップとラベルを分別して、回収業者にお渡ししています」














